【警報】子宮蓄膿症

子宮蓄膿症警報です!

先週も子宮蓄膿症のことを書きましたが、
今週、今年4件目の子宮蓄膿症の手術をしましたので、
もう一度、子宮蓄膿症についてお知らせしたいと思います。

今回のワンちゃんもやはり10歳以上での発症でした。

ずっと病気知らずの元気な子で、
飼い主さんは「血尿かな?そのうち治るかな?」と思っていたそうですが、
急にグッタリしてきたので、慌てて来院したとおっしゃっていました。

開腹した結果、子宮がこんなに大きく腫れ上がっていました。

子宮蓄膿症

避妊手術をしていない子は、体調の変化に要注意です。

子宮蓄膿症の治療は、抗生物質の投与と同時に、卵巣と子宮の摘出手術が必要です。
血液検査の結果や、回復具合によっては、数日入院する場合もあります。
何より、命の危険性があります。

放置すれば100%死亡。

発症から手術までの時間が長ければ長くなるほど、治療後の経過は悪くなります。
苦痛も、避妊手術とは比較にならないものです。

愛犬の体調変化には気を付けてください。
そして、健康なうちの避妊手術を強くおすすめします。