尿石症注意報

本格的に冷え込んできました。
保温対策は完了しましたでしょうか。

下痢嘔吐、食欲不振の子が増えています。
お腹の調子が悪い時は、油ものや消化に悪いものを避けるのは人間と同じです。
いくら大好きでも、ガムやジャーキー、唐揚げやチーズは治るまでおあずけしましょう。

幼・老齢動物や身体の小さい子は、下痢や嘔吐で容態が急に悪くなる事が多いので注意してください。

嘔吐下痢の回数が多い、または少なくても元気がない場合には、早めの来院をお勧めします。
その際、吐瀉物や便を持って来ていただくと、スムーズに診察を行えますので、ぜひ忘れずにお持ちください。

アニス動物病院

また、膀胱炎も増えています。

寒くてじっとする
 ↓
水を飲まない
 ↓
排尿回数が少なくなる

このように、気温が下がると膀胱炎になりやすい悪循環ができます。
適度に遊ぶ、フードに水を混ぜるなどして飲水量を増やしましょう。

トイレが汚れて臭っていると、ギリギリまで行きたくないものです。
小まめにチェックと清掃をし、清潔を保って、トイレを我慢させないようにするのも大事です。

ちなみに、我が家のショコタンは昨日から頻尿で、ペットシーツを光にかざすとオシッコがキラキラ輝いています。
膀胱炎で尿石症がまた悪化したようです。
今のところ閉塞はしていないようですが、要注意ですね!

抗生物質の注射をし、尿を薄くして増やすためにフードにぬるま湯をかけ、ストロバイト結石を溶けやすくするクランベリーU(甘酸っぱいシロップ)をかけています。

食べるのが下手くそなので、水分から舐めないとフードが食べられず、物凄く迷惑そうに食べています。
心配して色々すればするほど、飼い猫に迷惑がられる理不尽を噛み締める今日この頃ですが、獣医なので仕方ないですね。

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